グリンモリー（1985年生、母オオシマリアナ）

グリンモリー（1985年3月16日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したオオシマリアナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地6戦3勝。1987年の新潟3歳ステークス(G3)に勝利した他、1989年の七夕賞(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

7月26日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/不良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のラッキーダンディに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイノマーチを次元の違う末脚で半馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

4歳（1989年）

4月16日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月3日、中6週で迎えた4戦目は、パラダイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインターシオカゼを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月9日、中4週で迎えた5戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（1990年）

6月9日、約11か月の休み明けで迎えた6戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。