ドクタークリス（2006年生、母オグラテスコ）

ドクタークリス（2006年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキッケンクリス（当時6歳）と交配したオグラテスコが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小倉牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方29戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般B10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、松岡悟によって525万円で落札された。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月13日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、エーシンラクーリエに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、霜月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったグリーンストーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったブライティアカペラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月1日、中0週で迎えた20戦目は、お年玉賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

1月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシピラルクーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、勇斗が一歳になりました記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月16日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた26戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉地学騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアマンディーヌに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（11戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月23日、中0週で迎えた29戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（12戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた31戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（14戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスマートダイレクトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた32戦目は、名月賞（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（15戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた33戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（16戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた34戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2011年）

5月4日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から47kg増やして迎えた35戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、北海道農協軽種馬対策委員会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた36戦目は、はまなす特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた37戦目は、室蘭白鳥大橋特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた38戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた39戦目は、アドマイヤマックス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた40戦目は、アポイの火まつりビアガーデン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた41戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた42戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた43戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、Aiba琴似開設2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。