グリーンストーン（2006年生、母グリーンヒルマック）

グリーンストーン（2006年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「緑の石」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したグリーンヒルマックが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のうお座特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ヒカル牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

4月25日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラップミュージックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったサニングキャプテンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオフザリップに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサニングキャプテンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウストに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月27日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウストに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で清家義徳騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッキーシリコンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライハナエに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンウィンマンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月6日、連闘で迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォルトンコクカに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、霜月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドクタークリスに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月10日、中2週で迎えた15戦目は、一般B10（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリリュウショを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月27日、中3週で迎えた17戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライブリリュウショに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月28日、中4週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のターニングストーンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月7日、中4週で迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

9月29日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、マジンプロスパーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、なごやの米・陽娘カップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた26戦目は、大鹿俊明古希おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のゴールドロザリーを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

5歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた27戦目は、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた28戦目は、福熊手賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（10戦7勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた29戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（11戦7勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（12戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。