ビービーアヴィド（2014年生、母ハンドオブフェイト）

ビービーアヴィド（2014年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋熱心」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時9歳）と交配したハンドオブフェイトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ダーレー・ジャパン・ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、B.Bレーシングによって648万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月21日、デビュー戦はS.フォーリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったホーリーブレイズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月19日、中3週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインティに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月3日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウトコシエに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2018年）

2月3日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、すってんてん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5歳（2019年）

1月9日、中3週で迎えた11戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、われらのYOZA特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

1月16日、連闘で迎えた12戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、はりまや橋特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダノンウィンザーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、連闘で迎えた13戦目は、天狗高原特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた15戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般B C1（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、ありがと大平岳志特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた17戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、高知城特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた19戦目は、一般B C1（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、祝3000勝達成特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月6日、中7週で迎えた21戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。