ヤマニンマルシェ（1999年生、母オギサファイヤ）

ヤマニンマルシェ（1999年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時19歳）と交配したオギサファイヤが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地22戦0勝2着2回、中央障害20戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、荻伏服部牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、土井薫によって1,312.5万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

8月5日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

8月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したクライスレリアーナにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた11戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したミットリーベに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月26日、中6週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた15戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4月20日、中3週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月1日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた19戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた21戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月16日、中2週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウミツクニから3馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月19日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンヴァレーから3馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

4月5日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月16日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月6日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で林満明騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で林満明騎手（10戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた34戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた35戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた36戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2004年）

4月18日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（11戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（12戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーブルオーディンから4馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（13戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は大江原隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のレガシーアンサーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（14戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた42戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（15戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。