フォルステライト（2017年生、母タンザナイト）

フォルステライト（2017年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハワイで採取できる宝石名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したタンザナイトが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年のエメラルド賞。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月28日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

3歳（2020年）

2月2日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月4日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ロックグラスに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワーオーソリティに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2021年）

2月21日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月22日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

12月9日、中4週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーヘスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

5歳（2022年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5月29日、中9週で迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

10月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

2022年10月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。