サザンルシファー（2001年生、母イースタンスカイ）

サザンルシファー（2001年8月23日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「南方の天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のパントレセレブル（当時7歳）と交配したイースタンスカイが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の加治川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月7日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のモンブランカフェに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月25日、中5週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオレンジワールドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルクトリガーに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月19日、中5週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。