グレイテストキング（1988年生、母クインミヤコ）

グレイテストキング（1988年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時13歳）と交配したクインミヤコが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は清水ファーム。戦績は、中央平地26戦0勝2着5回、地方22戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の道玄坂特別(C2一)。

経歴

デビュー前

久保田金造厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月7日、デビュー戦は蛯名信広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名信広騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名信広騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名信広騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、最後はジングウモデルオーと並んで4着同着となった。

5月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（9戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名信広騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグローバルマインドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケイホーチェリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた17戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったキクタイシに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したクロスファイアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したキングアンドアイを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名信広騎手（11戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月7日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（12戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名信広騎手（13戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（1992年）

2月2日、中6週で迎えた23戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月15日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた27戦目は、香取和孝騎手を鞍上に迎えて、海風特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月23日、中0週で迎えた28戦目は、レグルス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で香取和孝騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、夕霧特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で香取和孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた30戦目は、アストラエア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で香取和孝騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、望月秀男騎手を鞍上に迎えて、六郷特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた32戦目は、山田勝騎手を鞍上に迎えて、道玄坂特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のエースロツクに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた33戦目は、阿佐ケ谷特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた34戦目は、浮間特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた35戦目は、ファイナルドリーム特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は香取和孝騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスガツバキからクビ差の2着となった。

5歳（1993年）

1月18日、中2週で迎えた36戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は山田勝騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた37戦目は、光が丘特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は香取和孝騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

2月24日、中2週で迎えた38戦目は、白珊瑚特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で香取和孝騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月6日、中9週で迎えた39戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田勝騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月29日、約6か月の休養明けで迎えた40戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田勝騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた41戦目は、世田谷区特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田勝騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた42戦目は、中野区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田勝騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた43戦目は、豊島区特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田勝騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた44戦目は、ファイナルドリーム賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田勝騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1994年）

1月14日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田勝騎手（10戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた46戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田勝騎手（11戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた47戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田勝騎手（12戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた48戦目は、春光特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で山田勝騎手（13戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。