チャーミングポポ（2017年生、母オーバルカット）

チャーミングポポ（2017年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力的な＋たんぽぽより。皆に愛されるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時23歳）と交配したオーバルカットが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鵜木唯義から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、鵜木唯義から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月23日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモサンシャインに約17馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイプルスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた8戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったプラチナビューティに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、サニーシェルブールに交わされて5馬身差の2着となった。

9月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマエメラルドに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月6日、中1週で迎えた13戦目は、新穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、トゥルーグリットに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた16戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキッズウヤウムヤーに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月17日、中2週で迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた18戦目は、デンドロキラム賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（10戦3勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、鳶師匠追悼CHE杯（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（11戦3勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

2022年2月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。