ユールフェスト（2009年生、母High Honour）

ユールフェスト（2009年9月12日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「南半球で冬にクリスマスムードを楽しむお祭り」。毛色は青鹿毛。種牡馬のMore Than Ready（当時12歳）と交配したHigh Honourが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月4日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月24日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

7月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のハナズルナピエナに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2013年）

3月2日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月16日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のストレイトガールをクビ差振り切って2勝目をマークした。

7月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の函館スポニチ賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたストレイトガール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5歳（2014年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

6月28日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。