ハローティアラ（2015年生、母ビッグティアラ）

ハローティアラ（2015年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「英国王妃のティアラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時13歳）と交配したビッグティアラが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は富塚ファーム。主な勝ち鞍は2018年のメイセイオペラメモリアルデー(C2四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富塚ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、丸岡啓一によって162万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

3月4日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月10日、中8週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた4戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメイセイオペラメモリアルデー（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティーアウリイに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイクマイチョイスを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るコスモラフェットを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったナイトメアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月3日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、トーセンエクラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

3月25日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、春風賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、マリーゴールド賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゲットザグルーブに3/4馬身交わされて2着となった。

4月22日、連闘で迎えた15戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、コデマリ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。