メイショウヘミング（2007年生、母ターフィー）

メイショウヘミング（2007年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ピアニスト名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時8歳）と交配したターフィーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、中央障害4戦0勝、地方7戦5勝。主な勝ち鞍は2009年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、松本好雄によって1,312.5万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のピカピカテッタに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

7月25日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて18着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2011年）

5月21日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。15着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

8月7日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は花田大昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた17戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2012年）

3月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月7日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた21戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、山中漆器祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクールトップレディに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、連闘で迎えた22戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイメイロードに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲカツパワーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月19日、中3週で迎えた24戦目は、金沢城石川門特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンセベリアに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月3日、中1週で迎えた25戦目は、七尾祇園祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウタイタンに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月7日、中4週で迎えた26戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた27戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、IPATカウントダウン30（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。