ロジスプリング（2007年生、母スプリングソネット）

ロジスプリング（2007年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時13歳）と交配したスプリングソネットが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦3勝2着5回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、久米田正明によって1,260万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のソウルフルヴォイスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイリオスに半馬身届かず2着に敗北した。

9月12日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフーガに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月25日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたモンテフジサン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたサクラネクスト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月19日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のユジェニックブルーに2馬身半の差をつけて制した。

5月8日、中6週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のみらい賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月11日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ムーンリットレイクに3/4馬身交わされて2着となった。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2012年）

4月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6歳（2013年）

5月25日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サトノプライマシーに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

7歳（2014年）

2月28日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、上山新場外オープン1周年記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月1日、中8週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の芝桜特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

10月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、三里塚特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた20戦目は、アクアライン特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦の樅の木特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

8歳（2015年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。