ソウルフルヴォイス（2007年生、母トレアンサンブル）

ソウルフルヴォイス（2007年2月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「魂、感情のこもった声」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したトレアンサンブルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着6回。2011年の福島牝馬ステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったロジスプリングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したハングリージャックを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月6日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のホワイトミーナに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモーニングフェイスに1馬身1/4の差をつけて優勝

6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレディアルバローザをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月27日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1600万下の2010プロミネントジョッキーズトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したカリバーンを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2011年）

2月6日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月1日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

2月18日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイイデステップに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクッカーニャにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6歳（2013年）

1月6日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプレミアムタイムに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

2月17日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったカフナを半馬身捉え切れず2着に敗北した。