ハングリージャック（2007年生、母シャンクシー）

ハングリージャック（2007年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「空腹の男」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したシャンクシーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地32戦4勝2着4回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のランドスパウトを3/4馬身振り切って1位に入線したが、その後9着に降着となった。

3歳（2010年）

2月7日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のソウルフルヴォイスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたフラガラッハ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドリームバスケットを半馬身振り切って2勝目を手にした。

3月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

9月10日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクィーンズバーンをハナ差振り切って断然人気に応えた。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦2勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤセプターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2012年）

2月5日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したサトノタイガーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月13日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月1日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6歳（2013年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンコープリンスを3/4馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月10日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でW.ビュイック騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

12月1日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（14戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月22日、中6週で迎えた22戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月30日、中4週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた24戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月25日、中2週で迎えた25戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウヨウアレスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月18日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた27戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

11月29日、中2週で迎えた28戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2014ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8歳（2015年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月24日、中8週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた32戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた33戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、’15スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた34戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。