ビームフラッシュ（2016年生、母ダイワスプレンダー）

ビームフラッシュ（2016年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ビーム＋閃光」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したダイワスプレンダーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。主な勝ち鞍は2020年の一般C14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月7日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月8日、中8週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

3歳（2019年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた9戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、富沢希騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富沢希騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた17戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた21戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、河内一秀記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

4歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた23戦目は、スノードロップ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた24戦目は、花柚子賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したクリノカリビアンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた25戦目は、黄梅賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた30戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた32戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、C級サバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、パンテラに交わされて1馬身差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミツアキトンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた35戦目は、安房峠特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた36戦目は、秋涼特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた37戦目は、養老賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2020年11月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。