アイルビーゼア（2018年生、母リファインド）

アイルビーゼア（2018年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したリファインドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。2020年の園田プリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2020年の兵庫若駒賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エクワインエンジニアリングから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、野田善己によって648万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月14日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったセカイノホシに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1100m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモリデンタワーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月27日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のラヴリンインパクトに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったラジアントエンティに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月9日、中7週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3歳（2021年）

1月14日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の兵庫クイーンセレクション（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月1日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ウェイキーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月12日、中6週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のさそり座特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のはくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月19日、中3週で迎えた18戦目は、ミザール賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のプレストレジーナを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定戦のウインターテール賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4歳（2022年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、新助坂賞（大井ダート1650m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、グラスホッパー賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

6月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、小石川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、昌平坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた25戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、稲富大大笑典（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

9月16日、中2週で迎えた26戦目は、かわさきジャズ2022開催記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月26日、中0週で迎えた27戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、彼岸花特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、小六月特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた29戦目は、初霜特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2023年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、雪化粧特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、タチアオイスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた32戦目は、オパールスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた33戦目は、芍薬スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた34戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、手裏剣賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた35戦目は、お月見スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた36戦目は、牝馬限定の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のC1C2選抜牝馬（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた39戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のBSフジ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた40戦目は、牝馬限定戦の銀嶺特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた41戦目は、木澤奨騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木澤奨騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた43戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレースラヴェンダーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。