ジュンサンム（2016年生、母マリアヴェロニカ）

ジュンサンム（2016年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋千葉県山武市より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時14歳）と交配したマリアヴェロニカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年のENJOY!HANEDAキャンペーン記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、河合純二によって972万円で落札された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月2日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3歳（2019年）

6月8日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

10月20日、中9週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のENJOY!HANEDAキャンペーン記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスイートウィスパーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月22日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。