マイネルラザンツ（2013年生、母シークレットコサージュ）

マイネルラザンツ（2013年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋物凄い速さ、魅力（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したシークレットコサージュが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方15戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般B9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,425.6万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,400万円（24万×100口）で一口馬主が募集された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月29日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3歳（2016年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月2日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

9月27日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた14戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のカワカミティアラをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた17戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るビップピュアハートを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2017年）

1月13日、中1週で迎えた18戦目は、パンジー特別（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山下雅之騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下雅之騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミチェラーダに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、寒椿特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下雅之騎手（6戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったチュウワメジャーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、おさべのカタチS（愛を探して）（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下雅之騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、バークレアヴィガに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた22戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下雅之騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスターストリームを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下雅之騎手（9戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山下雅之騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のズコットに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月24日、中1週で迎えた25戦目は、花吹雪賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下雅之騎手（11戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた26戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山下雅之騎手（12戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジャズダンサーに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、清流賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山下雅之騎手（13戦6勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。