クールフォルテ（2019年生、母シュシュブリーズ）

クールフォルテ（2019年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時21歳）と交配したシュシュブリーズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。2022年の’22桃花賞(牝)で2着に入った他、2022年の桜花賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福田真広厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2021年）

6月29日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は475kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモッテルネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の43.5万円以上（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモルトフレイバーに1馬身3/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月2日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のヤマノリアル・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したアスミにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月31日、中3週で迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの’22桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったラインブレイカーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月17日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月25日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定戦のクイーンズオーディション（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたロカマドール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。