グローバルキティ（1989年生、母トカチカゼ）

グローバルキティ（1989年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のガロト（当時11歳）と交配したトカチカゼが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1992年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

武平三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月7日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロータリーボーイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のツヨシを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた5戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小谷祐司騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（1992年）

1月6日、中5週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 雨/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトウヤランナーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月16日、連闘で迎えた12戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小谷祐司騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上800万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は土肥幸広騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（中京ダート1700m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた15戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。