サクラセンチュリー（2000年生、母サクラヒラメキ）

サクラセンチュリー（2000年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世紀の名馬と言われる様に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したサクラヒラメキが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地24戦7勝2着2回。2005年の日経新春杯(ハンデG2)に勝利した他、2005年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

9月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2003年）

3月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったサウスポールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のディアダイアリーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の売布特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のランドミラクルを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムテンライを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って制した。

11月16日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヘヴンリーロマンスに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

4月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

10月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のスズカマンボに1馬身1/4の差をつけて重賞ウィナーの称号を掴み取った。

5歳（2005年）

1月16日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマーブルチーフをクビ差振り切って2つ目の重賞タイトルを手にした。

3月20日、中8週で迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月10日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた20戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマーブルチーフをアタマ差振り切って3つ目の重賞タイトルを手にした。

12月3日、中3週で迎えた22戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2006年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたシックスセンス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7歳（2007年）

12月8日、約22か月の休み明けで迎えた24戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。