タイトリスト（2003年生、母メインタイトル）

タイトリスト（2003年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「選手権保持者」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時7歳）と交配したメインタイトルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C6二。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2006年）

1月22日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に敗れた。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月5日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

4歳（2007年）

4月19日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラブイズエンジェルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニットウアンナを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るステイトゲストを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C7三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C6二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のウェルカムフラワーを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、一般B2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジェベルリーヴァ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月24日、中1週で迎えた20戦目は、がんばれ岩手競馬小料理佐吉杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5歳（2008年）

1月3日、中0週で迎えた21戦目は、一般B2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で千葉淳志騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2008M&Kジョッキーズカップ第3戦I（荒尾ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた24戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた25戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、みちのく特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた26戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた27戦目は、みちのく特設（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた28戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ありがとう岩手競馬特設（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた29戦目は、（社）福島県畜産振興協会会長杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルクレスタをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4月14日、中2週で迎えた30戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、石桜杯（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1一（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた35戦目は、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた36戦目は、L-NETカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた38戦目は、JA岩手ふるさと前沢牛杯（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた39戦目は、久慈秋まつりレース（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた41戦目は、メイセイオペラメモリアル（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。