サンマルリバティ（2009年生、母ポジー）

サンマルリバティ（2009年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時9歳）と交配したポジーが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田端牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方31戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年のさざんか特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月28日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

10月6日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ベンレイダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアオイシャトルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月29日、中5週で迎えた7戦目は、さざんか特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカディフィートをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた8戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベンレイダーを自慢の末脚でハナ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーコマンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のフィクスドスターに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月24日、中2週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

5月25日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり18着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた15戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた16戦目は、白菊特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた17戦目は、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、エスケイティアラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月5日、中1週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

5歳（2014年）

4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、すみれ特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったダイナミックウオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6歳（2015年）

9月11日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェットソングに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

10月9日、連闘で迎えた22戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ラブコールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールドトレジャーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月12日、中2週で迎えた24戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた25戦目は、さそり座特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月15日、中3週で迎えた26戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた27戦目は、山下会長叙勲記念レース（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7歳（2016年）

3月27日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた29戦目は、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったメイショウハシダテに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月17日、中5週で迎えた30戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、けいちゃんSG合格記念（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、富大競馬研POG優勝記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた37戦目は、ござれ祭り特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた38戦目は、安宅まつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。