ベンレイダー（2009年生、母ミザンセーヌ）

ベンレイダー（2009年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「本塁打（中国語）」。毛色は栗毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したミザンセーヌが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では決め手に欠いて17着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリバティーホールに半馬身届かず2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキチロクトップガンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマテンジンに6馬身の差をつけて優勝

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエーシンスノーマンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エーシンプローストに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンマルリバティを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月23日、中2週で迎えた12戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、馬産地から笠松競馬へ応援杯5（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったプリティピンクを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアメージングミノルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、サンマルリバティにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、雪割草賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウワアライヴを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、アルドグリーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、アクアマリン賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハートオブミニーをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

4月8日、中3週で迎えた20戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（13戦6勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（14戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったボクノタカラモノに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のアルドグリーンをアタマ差振り切って7勝目を手に入れた。

6月25日、中3週で迎えた24戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（17戦7勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（18戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（19戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエクエスバンダムを3/4馬身振り切って8勝目を挙げた。

8月12日、中2週で迎えた27戦目は、ささゆり特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（20戦8勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月23日、中9週で迎えた28戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（21戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた29戦目は、じゅうろくフエルーちょカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で向山牧騎手（22戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマチョウボスに1馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

12月9日、中2週で迎えた30戦目は、銀嶺特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で向山牧騎手（23戦9勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた31戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で向山牧騎手（24戦9勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月7日、中1週で迎えた32戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた33戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（25戦9勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた34戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（26戦9勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた35戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（27戦9勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた36戦目は、OKB大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（28戦9勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ゼンノアロウに半馬身交わされて2着となった。