アルドグリーン（2009年生、母ボストングリーン）

アルドグリーン（2009年2月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「大地（アラビア語）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時15歳）と交配したボストングリーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）トラストスリーファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方39戦10勝2着12回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月23日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3歳（2012年）

3月11日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた6戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンオリアンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月24日、中0週で迎えた7戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のウミホタルに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメモリーホワイトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオグリピンクに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエクエスバンダムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月27日、中4週で迎えた12戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリモテンユウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエーシンチェイサーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月15日、中4週で迎えた14戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルカディフィートを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベンレイダーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

3月11日、中0週で迎えた16戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（7戦6勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスリーコマンドをハナ差捉え切れず2着となった。

4月10日、中3週で迎えた17戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったエンタープライズにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したベンレイダーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（12戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったレリシェスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったマルヨスバルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた24戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジョーアポロンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月26日、中1週で迎えた25戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（16戦7勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた26戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（17戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワアライヴを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月7日、中1週で迎えた27戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（18戦8勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーシンチェイサーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（19戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したキクノラフィカに半馬身届かず2着に敗北した。

11月18日、中3週で迎えた29戦目は、じゅうろくフエルーちょカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井友彦騎手（20戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた30戦目は、プラタナス賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉井友彦騎手（21戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた31戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5歳（2014年）

1月8日、中1週で迎えた32戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（22戦8勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したソユーズを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（23戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハイアンドノーブルを半馬身振り切って10勝目を達成した。

2月10日、中2週で迎えた34戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた35戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（24戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したソユーズにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた36戦目は、早春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた37戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（25戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた38戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（26戦9勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた39戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（27戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた40戦目は、健康生活サポート「水素水36」杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（28戦9勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（29戦9勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般A4b B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（30戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ドリームパイソンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた43戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（31戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた44戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（32戦9勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。