ヤマニンオリアン（2009年生、母ヤマニンクイール）

ヤマニンオリアン（2009年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋東洋（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時10歳）と交配したヤマニンクイールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の野菊特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3歳（2012年）

3月10日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

4月29日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月28日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は失速してしまい18着に終わった。

9月14日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアルドグリーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月24日、中0週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターサファイアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバーデンバーデンに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、祝!坂井田崇・優子結婚記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた11戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたウイングオブソング決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーイービスに4馬身の差をつけて優勝

4歳（2013年）

1月10日、中3週で迎えた13戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンブリスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、寒椿特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したエーシンスノーマンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月25日、中0週で迎えた16戦目は、れんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（9戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイホークを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

3月14日、中1週で迎えた17戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーセンビジューをアタマ差振り切って6勝目をマークした。

4月8日、中3週で迎えた18戦目は、春風賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた20戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（13戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（14戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のカジノメンバーに2馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

9月23日、中3週で迎えた22戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（15戦7勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（16戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーホウサリーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、野菊特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（17戦8勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボクノテンシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目をマークした。