ウイングオブソング（2009年生、母リーピングキャット）

ウイングオブソング（2009年1月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歌の翼。メンデルスゾーン『六つの歌曲』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時6歳）と交配したリーピングキャットが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C1-5。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

8月12日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月9日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、じゅうろくフエルーちょカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒルノアロマムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンオリアンをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

4月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた6戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

9月7日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた7戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノマイラヴを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツクバライジンオーを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って制した。

11月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィッシュボーンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、ウインター特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したウィッシュボーンにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、冬至特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホクダッシュに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、福山競馬記念特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったクリーンヒットに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2014年）

1月18日、中2週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、紅梅賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったケージーマサムネをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた15戦目は、沈丁花賞（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。