タヤスマグワイア（1996年生、母ダイワシヤトー）

タヤスマグワイア（1996年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時13歳）と交配したダイワシヤトーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着4回、中央障害8戦1勝2着1回。2000年の豊国ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月5日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月27日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

3歳（1999年）

5月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた11戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシワンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は宇田登志夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したマチカネアシュラに半馬身届かず2着となった。

1月30日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宇田登志夫騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンドリミラクルにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月20日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズマーチを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたキングコンドル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月19日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（10戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンボクシャダイを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月8日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた25戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったブゼンキャンドルから4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリンクゴールドに5馬身の差をつけて優勝

8月5日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉堂信雄騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた31戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嘉堂信雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた32戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で嘉堂信雄騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。