アイスケイブ（2019年生、母アイスパステル）

アイスケイブ（2019年1月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アイスランドの氷河にできる氷の洞窟。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したアイスパステルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C19。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5月7日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月27日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

4月14日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート800m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブンダクリフスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた8戦目は、佐々木美乃里さん来場記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったクラシカルオーサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、オリジナルコラボ下敷き配布記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリードザウイニングに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦の百日紅賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で兼子千央騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で兼子千央騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、地方競馬教養センター騎手候補生募集開始賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で兼子千央騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のサンビタリア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で兼子千央騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、HBA組合長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本弘隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞特別編成（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた22戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2024年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた24戦目は、鶴見ノ森第1回合志記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は兼子千央騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた25戦目は、能登半島地震復興支援杯7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で兼子千央騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。