スズカスペンサー（2005年生、母ローマンスズカⅡ）

スズカスペンサー（2005年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したローマンスズカⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害9戦2勝2着1回。2009年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2011年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月17日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2008年）

2月10日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

10月4日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のペネトレーターに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

4月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のハリーコマンドをクビ差制して久方ぶりの実戦を物にした。

5月16日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムトッパズレから3/4馬身差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた11戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2010年）

12月11日、約14か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、中4週で迎えた14戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた15戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月14日、中7週で迎えた16戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた17戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4260m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。