ペネトレーター（2001年生、母アルページ）
Penetrator
2001.03.18
ペネトレーター（2001年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「突破する人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時13歳）と交配したアルページが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着8回、中央障害6戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の瓢湖特別(500万下)。
経歴
デビュー前
伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2003年）
11月16日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のフォスターズソングをハナ差振り切って初勝利を挙げた。
3歳（2004年）
4月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。
5月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。
12月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
12月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。
4歳（2005年）
1月30日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
3月19日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。
4月24日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したサンシャインピースにクビ差届かず2着となった。
5月21日、中3週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。
6月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスプリングゲントを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。
7月10日、中3週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスズカフェニックスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルピカドールに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
9月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたゼンスピリッツ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。
5歳（2006年）
1月7日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。
2月4日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。最後はリワードプレインと並んで2着同着となった。
2月18日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
3月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたパルエクスプレス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
4月30日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマリアヴァレリアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
5月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。
8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダークメッセージに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。
9月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。
9月30日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたネヴァブション決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
10月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。
11月12日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。
12月3日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。
6歳（2007年）
12月23日、約13か月の休養明けで迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。
7歳（2008年）
1月27日、中4週で迎えた28戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。
2月17日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。
3月1日、中1週で迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。
9月7日、約6か月半の休養明けで迎えた31戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードフラッグから1馬身半差の2着となった。
10月4日、中3週で迎えた32戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカスペンサーから1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月26日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月7日、中5週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリューエントに7馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。
12月27日、中2週で迎えた35戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
8歳（2009年）
3月28日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。
9歳（2010年）
7月14日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、優駿の里北海道安平町アサヒメロン特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。
7月29日、中1週で迎えた38戦目は、優駿スタリオンステーション特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。