ホッカイチンフォア（2000年生、母ホッカイセレス）

ホッカイチンフォア（2000年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋中国の女子名（琴花）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したホッカイセレスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は北海牧場。戦績は、中央平地29戦0勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の中央条件交流牡丹特別。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月19日、デビュー戦は蓑島靖典騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

5月25日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったバトルブルーリボンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の中央条件交流牡丹特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルプラウドをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

7月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったマニエラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

12月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2004年）

2月15日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月22日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月4日、中5週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

9月4日、中9週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

10月24日、中2週で迎えた27戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（12戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

5歳（2005年）

2月5日、中6週で迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

2月20日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。