マニエラ（2000年生、母カトリア）

マニエラ（2000年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美術、文学で作者独自の作風（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時15歳）と交配したカトリアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿行牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鹿行牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、社台ファームによって1,050万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はミスターマリオと並んで2着同着となった。

2月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトップロワイヤルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ユアライフスタイルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月8日、中7週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホッカイチンフォアに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2004年）

2月14日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリーエンジェルに5馬身の差をつけて3勝目を収める

5歳（2005年）

5月1日、約14か月の休み明けで迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月10日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。