ミスターマリオ（2000年生、母ミスマリコ）

ミスターマリオ（2000年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ミスター＋母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時13歳）と交配したミスマリコが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方23戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた2戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はマニエラと並んで2着同着となった。

3月8日、中3週で迎えた3戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のサードニクスフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったロングランシャドウに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月22日、中6週で迎えた10戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、多野特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた11戦目は、一般C1 C2-3（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のキングオペラに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた12戦目は、冬至特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月31日、中0週で迎えた13戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、ゴールドステッキ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークロビンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2004年）

1月17日、中1週で迎えた14戦目は、烏川特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は根岸良昌騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月20日、中4週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレオジョーカーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月6日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、中央条件交流十五夜特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月11日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

6月26日、中9週で迎えた27戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

10月13日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた30戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6歳（2006年）

1月11日、中4週で迎えた31戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパワフルボーイを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はハクリュウアラシと並んで2着同着となった。

2月9日、中1週で迎えた33戦目は、岐阜地域振興杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた34戦目は、寒椿賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセイエイフクアリを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた35戦目は、春蘭特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月6日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、八重桜特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、約6か月の休み明けで迎えた38戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた39戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた40戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月1日、連闘で迎えた41戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた42戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた43戦目は、ハッピーサンライズ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

2月11日、中5週で迎えた44戦目は、高千穂特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。