アルファルドベキア（2003年生、母アルファキャロル）

アルファルドベキア（2003年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名（キク科）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時6歳）と交配したアルファキャロルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害1戦0勝、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2五。

経歴

デビュー前

川村昭男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2006年）

12月7日、デビュー戦は庄司大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は508kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイイカゼに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月9日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、スカーレットオペラに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るデポジットアゲンを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3月7日、中3週で迎えた4戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のキタサンキャラバンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、オールフォーラヴに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月19日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2008年）

3月1日、中9週で迎えた12戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた15戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ファビィビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。