ロスカボス（2013年生、母マンハッタンセレブ）

ロスカボス（2013年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「メキシコにある高級リゾート地」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したマンハッタンセレブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2015年の野路菊ステークス(オープン)に勝利した他、2016年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアストラエンブレムを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のブラックスピネルに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月23日、中8週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月28日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月30日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月3日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4歳（2017年）

4月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5歳（2018年）

6月17日、約14か月の休養明けで迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

11月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6歳（2019年）

2月24日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月3日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月28日、中7週で迎えた20戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2020年）

1月26日、中6週で迎えた24戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/稍重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月30日、約3か月の休み明けで迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノテイオウに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

2021年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。