エスティレジェンド（2011年生、母トーセンレジェンド）

エスティレジェンド（2011年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋伝説」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時11歳）と交配したトーセンレジェンドが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、中央障害3戦0勝、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月6日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月22日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、フィールザスマートに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月9日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のハタノエンジェルに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月4日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2015年）

1月5日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた13戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったトウカイメリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月12日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったザマンダに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた21戦目は、マルチメモリー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームジェダイに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月30日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、あうる賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月18日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、サンタクロース特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、シゲルオオカミザに交わされて1馬身半差の2着となった。

6歳（2017年）

1月1日、中2週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、迎春盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったゼンノウラヌスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月1日、中7週で迎えた29戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の沈丁花特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の夜競特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月21日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、船橋競馬場クリーン大作戦記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた32戦目は、牝馬限定戦のミルキーウェイ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月25日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、秦野たばこ祭記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月9日、中1週で迎えた34戦目は、全国餃子まつりinかわさき開催記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。