ブラックフリスビー（2003年生、母Circle of Friends）

ブラックフリスビー（2003年3月14日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒いフリスビー」。毛色は鹿毛。種牡馬のYankee Victor（当時7歳）と交配したCircle of Friendsが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の一般C7。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月5日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

9月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-4（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、一般D3-3（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、一般D3-3（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月13日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた7戦目は、岐南町徳田ねぎ賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マジックポーにクビ差交わされて2着となった。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、くみこさんのお誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた9戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメジロバークマンをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月10日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、若松特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライトパステルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のユメノハーモニーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、梅花特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファストストリングにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るインナーヴィジョンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月22日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したリュウアポロンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、木川みどり誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオートレンゲルをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1115a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったブルーコンソートに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒダカノボスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた25戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、フジ写真館杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンヴォーンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って優勝

9月26日、中3週で迎えた27戦目は、竜神特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた28戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。