アンデスアモン（1993年生、母アイドルアモン）

アンデスアモン（1993年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時15歳）と交配したアイドルアモンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地17戦1勝2着5回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

10月8日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

3歳（1996年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ユメウラナイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったヤマトスズカにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中4週で迎えた5戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、抜け出したノアバロネッサに半馬身届かず2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月30日、中7週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、キャッチザサンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、サリーズドーターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のキョウワコメットに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1997年）

2月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月9日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、藤江昭徳騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた20戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた21戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた22戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた23戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤノキックから半馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1998年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた28戦目は、山北隆士騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた29戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。