テイエムジパング（2007年生、母ブンダームジーク）

テイエムジパング（2007年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヨーロッパにおける日本の旧名」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したブンダームジークが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方33戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2十二十三。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

9月21日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたクレイジードライブ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

11月29日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3歳（2010年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の花吹雪賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月28日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた12戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったサチノプレンティにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、日本旅行赤い風船賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、テンクウノカゼに半馬身交わされて2着となった。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2011年）

2月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5月3日、中9週で迎えた17戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

7月22日、中8週で迎えた19戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエンジェルアインに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

12月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でA.ムンロ騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でA.ムンロ騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた32戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた33戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

2月24日、中2週で迎えた34戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンジシを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた35戦目は、荒井康之北海道へ行っても頑張れよ!記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、細谷鉄男定年退職バースデイ記念（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月19日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、船橋西の皆様のご来場記念（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた40戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた41戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた42戦目は、シャコー5 1周年らいおねる31歳記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。