ティーケイラビット（2008年生、母アティーナラビット）

ティーケイラビット（2008年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父母名＋冠名。馬主のイニシャルより連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時9歳）と交配したアティーナラビットが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害2戦0勝、地方23戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の11月5日川崎JBC賞(一般B2四)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月16日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ステップインタイムに交わされて2馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のツインダート特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモブルーローズに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンリボールトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

10月31日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンリボールトに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2012年）

1月5日、中8週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月11日、中8週で迎えた17戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

6月3日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた20戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた21戦目は、黒沢川せせらぎ公園レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ジョッキーポルカに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、手綱に子ども達への想いを込めて（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、地ビールフェスティバルレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトシノシーロに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。

8月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた25戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、いしがきミュージックFレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のスターサイクルを半馬身振り切って5勝目を収める

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、11月5日川崎JBC賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネアイーダをクビ差振り切って制した。

10月22日、中1週で迎えた28戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、住田町文化産業まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

5歳（2013年）

3月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、国民宿舎サンホテル衣川荘レース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた30戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、イチリンソウレース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、住田町かっこ花レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた33戦目は、龍泉洞ドラゴンブルーレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、滝観洞レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦4勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた36戦目は、龍泉洞夏まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。