ルヴェルソー（2017年生、母リボントリコロール）

ルヴェルソー（2017年1月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「みずがめ座(仏)。本馬の生年月日より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したリボントリコロールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の松浜特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったテルツェットにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2020年）

2月2日、中4週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月4日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマリノソフィアをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月12日、中9週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月19日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの汐留特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したコロンドールにクビ差届かず2着となった。

10月11日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヴォリアーモに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月14日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したエヴァーガーデンにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの2001メモリアルジャングルポケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

6月11日、中9週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた22戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2022年7月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。