スズカカトレア（2015年生、母スズカローゼ）

スズカカトレア（2015年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花名」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時13歳）と交配したスズカローゼが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地5戦0勝。主な勝ち鞍は2019年のこじ馬記念(一般C7)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

5月13日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は416kg。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

4歳（2019年）

4月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンエスパーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、大桑川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた8戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカズグレゴリオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエイシンエンデバーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、名古屋モーニングフィーバー11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のモスローズに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、こじ馬記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラヴィングフレームに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、佐久島特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、中京チャンピオンズCは明後日!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。