クリノワンダフル（2016年生、母ネオザフラッシュ）

クリノワンダフル（2016年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋すばらしい」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテントゥーレ（当時11歳）と交配したネオザフラッシュが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C1二。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月2日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

9月18日、中7週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカンパーニャに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイントゥアドリームに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったラインエミネントを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るランランウイングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2019年12月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2020年）

1月26日、中5週で迎えた14戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

2020年3月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。