マチカネタイリョウ（1986年生、母クリプシー）

マチカネタイリョウ（1986年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時8歳）と交配したクリプシーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の一般D。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月25日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は534kg。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（1990年）

4月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、一般D（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のカズサセブンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般D（帯広ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下信雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のコスミツクルーラに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月20日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下信雄騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤマドリームをハナ差制して3勝目を奪取した。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、一般D（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーグランプリからクビ差の2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、暑寒別賞（岩見沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山下信雄騎手（3戦3勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。