スイートフーガ（1992年生、母ブリゲスタ）

スイートフーガ（1992年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時11歳）と交配したブリゲスタが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の胎内特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

9月10日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3歳（1995年）

3月12日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤照雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は町田義一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に敗れた。

4歳（1996年）

4月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、石井久治騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（三条ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた13戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、東北高崎（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、阿賀野川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山口高騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月3日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤクモクリスタルからハナ差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口高騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた19戦目は、一般B1イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口高騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口高騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマツエーダンサーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中3週で迎えた21戦目は、胎内特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口高騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングマイティをクビ差制して2勝目をマークした。

10月11日、中3週で迎えた22戦目は、錦秋特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口高騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。