アルマリンピア（2008年生、母テイクザレインズ）

アルマリンピア（2008年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「清らかな心（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時14歳）と交配したテイクザレインズが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地34戦5勝2着10回。2014年の京洛ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月26日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイキガラハッドを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったタガノラヴキセキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月22日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したゼフィランサスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月24日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったスパラートにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のボンジュールメロンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2012年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のパノラマビューカップ（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したダイメイザクラにクビ差届かず2着となった。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラトルスネークにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

5月13日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤジエムジェイを豪脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

6月10日、中3週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したミッドナイトクロスに半馬身届かず2着に敗北した。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

5歳（2013年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したハノハノにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月9日、中2週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月28日、中1週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイユニコーンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月3日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6歳（2014年）

1月19日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したワキノブレイブにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた26戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月12日、中1週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたルナフォンターナ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月17日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマコトナワラタナを半馬身振り切って制した。

8月24日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた31戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた32戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（6戦1勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したワキノブレイブを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた34戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（7戦1勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。