ウインスプラッシュ（2011年生、母デルフィーネ）

ウインスプラッシュ（2011年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋水しぶき。母名（イルカ）より連想。躍動感ある走りを期待」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したデルフィーネが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝。2013年のききょうステークス(オープン)に勝利した他、2013年の中京2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月16日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のクールオープニングに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、グランシェリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のクールジョジョをアタマ差振り切って2勝目をマークした。

3歳（2014年）

2月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中井裕二騎手（6戦2勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた14戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

4歳（2015年）

1月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず最後はオメガヴェンデッタと並んで6着同着となった。

1月25日、中2週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

2月21日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

7月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（7戦2勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（8戦2勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた23戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5歳（2016年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた25戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた26戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた28戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。