ボルアンドラーバ（1991年生、母ペルシアンステート）

ボルアンドラーバ（1991年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマグニテユード（当時16歳）と交配したペルシアンステートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の和布刈特別(900万下)。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月6日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた3戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（1994年）

4月16日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

8月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフレッシュマークを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月9日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のパーシャンフローラに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

10月30日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1995年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

2月4日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、J.ウィーバー騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95グローバルカップ（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

4月15日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の渡利特別（福島芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の三木特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（1996年）

1月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたバンブーヴェルサス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミラーズエイトに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月17日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアイアビラーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月17日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた24戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた26戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。